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RFT EL36 PP パワーアンプ 2台

 旧東ドイツRFT社製、EL36 pp パワーアンプの修理が上がりましたのでご紹介します。
例によってフルメンテナンスを施しました。

 球構成はECC83x1、 ECC85x1、EL36x2本、ゲルマニウムダイオード整流です。
出力は20ワットくらい、インピーダンスは400Ωです。このことから、映画館と言うよりむしろ構内放送用の機器でしょう。スピーカーをつなげる場合、マッチングトランスを使用します。業務用アンプと言ってもS/Nも良く高音質のアンプです。

形はラック用ですが、19インチ規格ではありません。

前面のパネルには音量ボリウム、低音、高音のトーン・コントロールつまみ、ハム・バランサー、ヒューズ、使用電圧切り替えが配置されています。トーン・コントロールツマミの上のボリウムはバイアス調整用のボリウムです。たいへん整備性の優れた機器です。メンテナンスに際してこのボリウムは交換しました。

 試聴して分かったこと。EL36という球の特性を知っていれば当然なのですが、この球は低電圧でつかえるためトランスにかかる負荷が少なくて済む。よって、発熱が少ない。また、コンデンサ、抵抗等々の電子部品も耐圧の低いもので済む。結果としてコストダウンが可能。ですが、このアンプを見る限り、コストダウンを狙って作ったとも思えません。
 S/N比も良く、繊細にして力強く、音の広がりと深みを、音楽のうねりのようなものを感じさせてくれます。siemensやklangfilm等、西ドイツの音作りとは異なる、どこか優しさを感じる音の世界に招き入れてくれます。
 EL34の派生と思われがちの球ですが、使った結果はまったく異なる状況を生むのですね。あるいは使用環境、状況を考慮して作られたのかもしれません。

メンテナンス済み、真空管付き。
消費税別
¥653,000

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