クラングフィルム/ジーメンス社の14インチ/36センチ、フルレンジスピーカーです。磁石はVAC社、アルニコ。ユニットのみのインピーダンスを計ったところおよそ8Ωでした。(直流抵抗値ではありません。直流抵抗値は5Ωくらいです)インピーダンスは15オームといわれていましたが、どうも違うようです。
もともと、これを2発にツイーターを加えた大型のシステムBionor(ビオノール)等に使われ、ネットワークを介して出力インピーダンスが15オームのアンプにつないでいたためと思います。
1.5メートル角以上の平面バッフルでの使用が推奨されていますが、ツイーターを追加するのも良いでしょう。その場合、高音域はカットせず、出しっぱなしにするのが良いと思います。シーメンス/klangfilmの伝統的な使い方です。もちろんオーディオは工夫の文化ですからご自身でネットワークを組むのも良いでしょう。
追記 インピーダンスについて このスピーカーは16mm映写機と専用アンプとの組み合わせで、おなじみの可搬箱に取り付けて使用されてもいましたが、そうするとアンプの出力インピーダンスは15Ωですからマッチングしません。スピーカーのシステムを見てもマッチングトランスやアッテネーターは見当たりません。友人が15Ωのインピーダンスの型を持っているとのことなのでこちらは可搬システム用、8Ωの方はBionor用と考えるのが順当です。何せメーカー公表資料が全くないので推測するしか無いのです。
コーン紙の状態も外装もとても良いです。
第3回レコードコンサートにてklangfilm社、KL-V502につなげて使用しました。平面バッフルに取り付けましたが、低域から高域まできれいに出てすばらしい音色でした。
http://www.youtube.com/watch?v=Tp0c3gN_1Uo
http://www.youtube.com/watch?v=wdFggbm9rh4&NR=1&feature=endscreen
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